モナコと他国のグランプリの違い

モナコでのグランプリをテレビで見た事や聞いた事がある人は多いと思いますが、詳しい事を知らないという人も多いのではないでしょうか。1929年から開催され、毎年開催されています。一番の特徴はそのコースで、モナコのモンテカルロ市街地コースは公道を閉鎖して行われます。毎年同じコースで行われているのはモナコでのグランプリだけです。通常、F1は原則として約300kmを超える一番少ない周回数で競われますが、モナコでのグランプリは公道をレース会場とするため、260km、1周の距離が3340mでそれの準備に6週間かけ、2週間で撤去します。モナコ公国を始めに、たくさんの財政会が協力する大きなイベントとなっています。そんなモナコでのグランプリが他のF1とどう違うのか、順位予測はどのようにすれば良いかなど解説いたします。

モナコのグランプリの特徴はどのようなものでしょう

モナコでのグランプリはそのコースも独特ですが、様々な特徴があります。まずはコース全周がガードレールに囲まれているという事です。そして、F1開催に必要な条件の一つである最小全長距離3.5 km を下回る3.340kmである事、最小コース幅12mを満たしていない所もあります。それゆえ安全性の面では他のサーキットと比較すると劣っており、グランプリ開催が認定されているのは特例になります。 表彰式も特殊で、モナコの王室関係者が列席するロイヤルボックスの床と同じ高さでトロフィー授与が行われます。これは王室関係者たちより高い位置にならないようにする為です。F1自体がもともと危険なスポーツですが、モナコのグランプリはコースが狭く、観客も海も近い事から特に危険なコースとも言えます。これまでにも建物への衝突や、海への転落なども含めて起きています。

モナコのグランプリの順位予測は予選が重要

F1の1グランプリごとの流れは、初日にフリー走行、2日目にフリー走行と予選、3日目に決勝は行われる、という流れです。予選でタイムが速い選手から決勝時に前からのスタート位置を獲得する事ができるので、いかに2日目の予選でのタイムが重要かという事がわかります。モナコでのグランプリは、普段、公道として使われている片側1車線向かい1車線の計2車線公道市街地をレース会場としているので、他のサーキットと比べ非常に狭いコースとなっています。F1のマシンは高速で走るようにつくられているため、モナコでのグランプリのような狭い道の中で前の車を抜くというのはかなり難しいものです。他のグランプリでは予選ではだめでも決勝で抜いて挽回できる、という事がありえますが、モナコのコースではそれが非常に難しく、スタートで1番目のドライバーがそのまま優勝する、ポールトゥウィンと言われる事も珍しくありません。