モナコグランプリを知っているでしょうか。一度は名前を聞いたことがありますよね。そもそもモナコグランプリとは何なのかというと、モナコ公国で開催されるF1世界選手権レースの一つで、アメリカのインディ500、フランスのル・マン24時間レースと共に世界三大レースと呼ばれています。モナコ公国の人口は3万人ほどしかいませんが、モナコグランプリの開催期間中には20万人もの観客が訪れるほど大人気のレースです。歴史も大変あり、1929年に第一回の大会が開催されました。特徴としては、一般道路としても利用される公道をサーキットにしてモンテカルロの市街地のコースで行われることです。王室も観戦する御前レースで、格式のある特別なレースとなっているのです。表彰台でも王室からトロフィーを受けとります。
モナコグランプリの勝者を予測するには
通常F1のレースはサーキットで行われていますが、モナコグランプリは公道をレース会場にしています。F1は原則305kmを超える最小周回数で競いますが、モナコグランプリは公道のとても狭い道を走るため、他のレースとは違い260kmのコース設定となっています。F1では初日にフリー走行、2日目にフリー走行と予選、3日目に決勝が行われます。2日目の予選のタイム順で3日目の決勝のスタート位置が決まります。前出の様に、モナコグランプリは非常に狭い道ですので、高速で走るF1カーで前の車を抜くのが非常に難しいのです。つまり、勝者を予測するにあたっては、予選の順位が非常に重要と言えます。ポールトゥウィンと言われる、スタート位置が1番のドライバーがそのまま優勝するということも珍しくないのです。
モナコグランプリの魅力が満載のレースです
モナコグランプリは市街地コースで公道を閉鎖して毎年同じコースで行われている唯一のレースです。第二次世界大戦の前後を除いて毎年開催されている歴史のあるもので、皇室も参加する国をあげての一大イベントとなっています。曲がりくねったコースのレイアウトも人気で、F1サーキットで唯一トンネルがあったり、F1マシン最もスピードを落として旋回するローズヘアピンと呼ばれるカーブがあるなど見どころが満載となっています。市街地をF1マシンが駆け抜けるので迫力満点で人気となっています。モーターレースファンなら誰でも一度は観戦したいと思うレースです。モナコは地中海に面し、気候は一年を通して温暖で、年間300日以上も晴天の日があると言われる高級リゾート地です。魅力を感じて訪れたい方は、モナコには空港がないので、ヘリまたは陸路での入国になりますので注意してくださいね。